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ワタシのヒビ

2017 1026


父親がネクストステージへ飛び立って
半年と21日が過ぎた 相変わらず
人の気持ちは俺の身体を通り過ぎ
少しずつ俺の真後ろで なにか
人のカタチをした強固なモノになろうとしてる
それを俺が護る番が来た
自分の気持ちは 受け止められない
というより 理解できてない
悲しいというより 不思議でしかない
意味がわからない というか結果、意味などない
けれど、ずっとこれからも 何故だったんだろう?
そう思って行く予定な気はしてる
残された なんて気持ちは毛頭なく
半年と21日前 止まったままの時計と
今のところ休む事なく進む時計が重なった
街を歩けば良く聞く いつもの話だ

鎌倉を出て東京で暮らし始めてもうすぐ一ヶ月
ほぼ毎日 出来る限りの掃除をしてる
叩いてもいないのに埃は毎日現れる
行きなれない街の路上で一人
胃液をぶちまけてぶっ倒れる
年に一度あるかないかの儀式に
祝福の雨が降り始め、笑みが溢れる
土鍋で米を炊いている
おこげが上手にできるとアガル
小さな蜘蛛を放し飼いにしてる
布団から出ると必ず目に付くところにいる
挨拶を交わす
伝えたいことなどなにもない けれど
連日 言葉のドラフト会議は続く
選出されたオールスターじゃ辻褄が合わない
オールラウンドプレイヤーは使い古されキレが悪い
涙が止まらなくなる その寂しさは埋まらない
ことを知ってる キリがない
やりたいことをやりたい
やりたくないことはやめればいい
卵が先か 鶏なのか
笑いが止まらなくなる
この寂しさも埋まることはないだろう
無くしたらもう二度と
元に戻ることはない儚さを
美しいと呼ぶ為に
止まる事のない右回りの秒針を
有限だなんて気にする暇もなく
また一歩 踏み出そうとしてる
ずっと機は熟したまま
なのに腐る事もなく無限の世界へ
今更だけど愛してる
また来世 出会いましょう

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