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不思議のフシギ
ワタシのココロって不思議。ワタシとアナタの関係も不思議。考えだすときりがないヒトの不思議のモロモロを、不思議ってフシギだなあと楽しんでみます。

コンセプトめいたもの


第1回目のエントリーなので、連載全体のコンセプトめいたものを書いたほうがよろしいことは重々承知なのだが、それがとても難しい。

なぜなら、僕自身が「これから何を書けばいいのか」がよくわかってないからだ。

舞台裏を明かせば、「不思議のフシギ」という不思議なタイトル自体、「コイツは何を書くかわからない」というO編集長の思案の末に提案いただいたもので、僕自身は、何を書いていいのかわからないのだから、「渡りに舟」と、何を書いてもよさげなこのタイトルに飛びつかせもらった次第なのである。

そうして、いま僕は締め切り間際に、冷や汗を流しながら、この原稿を書いている。うーん、どうしよう。

なぁんて逡巡しながら、「不思議のフシギ」という字面とにらめっこしていると、脳内ではこんな演算を勝手におっぱじめていた。

不思議×フシギ=当たり前

我ながらテキトーこの上ない方程式なのだが、「貴方のアナタ(貴方×アナタ)」は「私」であるし、「彼方のカナタ(彼方×カナタ)は「此方」であり、「マイナスのマイナス(マイナス×マイナス)はプラスであるという、頼りない帰納法によって、そういうことにさせてもらおう。

そっか。ここでは「当たり前」のことを書いていけばいいのか。

前言撤回。

どうでもいいことを書きながら(書いたおかげで)、当連載のコンセプトは見えてきました。当連載では、ひたすら、ひたむきに「当たり前」のことを書くことにしよう。

しかし、書くことが決まった途端に、別の不安が襲ってきた。

一体全体、「当たり前」のことしか書かれていない原稿を読むことが、読者にいかなる効用をもたらすのか、僕自身はさっぱりわからない。

いや、そもそも「当たり前」のことを人は読みたがるものだろうか(反語)。

だったら、初めに断言してしまおう。

おそらく、当連載はこのホームページに掲載される多種多様な原稿のなかで、最も読む気の起きない内容になること請け合いである。

したがって、「つまらない」という批判はあらかじめ織り込み済みだ。むしろ「面白い」と言われたら、書いている側は頭を抱えこんでしまうことになるだろう。余計な心配だが。

そんなわけで、次回からは胸を張って「当たり前」のことを書いていきたいと思う。「当たり前」のことなので、ネタには事欠かない。「当たり前」をつらつらと書けばいいので、文字数もグンと増えるはずである。楽チンだ。

すでに次回のネタは決まった。

よほどの人格的変容がこの身を襲わないかぎり、次回は

「腕とマッチ箱は違う」

というあまりにも当たり前のことを書く予定である。

「乞うご期待!」はすでに禁じられているので、こう言うしかない。

期待禁止!

<関連リンク>

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サイトー商会:新忘れじのレイドバック
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