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風街イーストロンドン
ロンドン・オリンピックに向け開発が進んでいるイーストロンドン。そんな街で日々感じた事や出来事等を、伝えていきます。

こどもの世界とデヴィッド・バーン


Playing the Building: An Installation by David Byrne

先日、元トーキングヘッズ、デヴィッド・バーンのアートエキシビジョンに行きました。
ロンドンでの開催場所はカムデンマーケットにほど近い、ラウンドハウス。名前の通り、円形上のスペースで、数年前にオープンし、普段はライブコンサートが開かれています。
PLAYING THE BUILDING、建物を演奏する、遊ぶというタイトルなんですが、まさに建造物が楽器なんです。
真ん中にあるオルガンを弾く事で360度、色々な場所から建造物が生成する機械ノイズや、パイプ、金属の柱を叩いた音、どこからか不思議な音階の風のようで神秘的な音などが聴こえてきます。だれでも弾く事ができ、色々な人達の即興演奏を聴いているだけでも面白かったです。この楽器には人の性質を強く映し出すことができるというような気がしました。
多くの人達(大人達)はうまく弾こうとして、かえってそれが聴いていて面白くなかったり、、しかし、その中で子供達の演奏は自由でシンプルでとても面白かったです。彼らは弾いていて好きな音が見つかると、飽きるまでループし、飽きたところでいきなり全然違う音を高速連打、そしてまた長いループへと突然戻り、、、
既存の社会的、文化的価値観に囚われない子供達の柔軟性、神秘性、そして凶暴さ、改めてすごいなと思いました。

ニューヨークや他のヨーロッパの都市でもこのエキシビジョンは行われたようで、この巨大な楽器の音の違いを聴き比べてみたくなりました。
Stop Making Sense、今でもその気持ちを持って活動しておられるデヴィッド・バーンにリスペクトです。

それと同じ建物の別の施設には音楽レコーディングスタジオ、テレビ収録スタジオ等が併設されていて、ここは音楽・映像メディア関係の仕事に興味をもっている子供達が無料(または数ポンド)で好きに施設を使って学べるようになっています。素晴らしい!
一度、僕のバンドも子供達?に招待され、テレビのインタビュー番組を収録してもらいましたが、そこは子供の国、本当にカメラマンも編集もみんな子供でした。

photo

<関連リンク>

PLAYING THE BUILDING
http://www.roundhouse.org.uk/whats-on/productions/playing-the-building--3268

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