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気晴らし日記

都会日記 その2


すれ違い様に「バカ女が!」と罵られた。

しかしわたしはあの中年男性と会ったことがなかったので驚いたし腹が立ってしばらくしてから後ろを向いて「ばーか」と声に出してみた。ああいうストレスの溜まった人の方がわたしよりたくさんの税金を納め日々苦しみながら生きているのかもしれない。

SNS上に「ともだち」という詞を書いたら最近ともだちになった女性が「わたしも考えたほうがいいのかな?笑」とメールしてきた。そういう事ではないのだけど、そういう風に受け取ってしまってメールをよこすくらいにしてしまったのだから謝らなければいけなかった。

わたしはノリが悪い。ノリと言う言葉が嫌い。
ノリの悪いわたしのおふざけは時々通じない。
詞の裏側にある意味をとらえてもらおうなんておこがましいのかもしれない。


「ともだち」


ともだちのともだちはともだちでありまして
知り合いの知り合いは知り合いでありますよ
さびしくはないですよだってともだちのともだちは
ともだちでありましてあなたはひとりでないですよ
そんなわけそんなわけそんなわけあるだろうか
ともだちのともだちをともだちと言えるだろうか

知り合いの知り合いがえらいひとすごいひと
知り合いがえらいのであなたの鼻は高々だ
そんなわけそんなわけそんなわけでいいだろうか
知り合いの知り合いであなたがどうこうなるだろうか

ともだちのともだちがともだちに頼み込み
つながってつながってあなたはえらくなるだろうか
そんなのでそんなのでよくまあわらっていられるな
ともだちのともだちはあなたを知っているだろうか

ともだちのともだちはともだちではないのでして
知り合いの知り合いはあなたに他人であるのです
ともだちのともだちとともだちどうしになったとき
あなたはちょっともうすこしかんがえたほうがいいのです

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