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2022.02.12

『アジア都市音楽ディスクガイド』にてベトナムでの取り組みが紹介されてます!

1月28日(金)、DU BOOKSより『アジア都市音楽ディスクガイド』が発売されました。70年代の名作から、配信のみの新世代まで、アジア音楽のディガーたちが各国の良曲を厳選。アジア計11カ国(韓国・台湾・ベトナム・タイ・インドネシア・香港・マレーシア・シンガポール・フィリピン・中国・ラオス)のポピュラーミュージックに焦点を当てた画期的なディスクガイドとなっており、シティポップやK-POP、AOR、ギターポップ、R&Bなど多彩なジャンルがフィーチャーされています。

https://www.amazon.co.jp/dp/486647145X?tag=note0e2a-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1

「シティポップ」の世界的な人気が高まる中、本書では紹介されている音楽の総体を「都市音楽」と命名。各国・各都市のアーティストたちがそれぞれの文化を反映させながら、西洋の音楽を取り入れ、洗練を追求してきた試行錯誤と創意工夫の歴史を追うことができます。

2018年からベトナムに通い始め、これまでにハノイ拠点のアヴァンポップトリオ、Quyech(クエック)と、ベトナムの代表的SSW、Le Cat Trong Ly(レー・カット・チョン・リー)のアルバムの配信を行なってきたミディの取り組みが記事として紹介されています。A&Rとしてリリースに携わった関が、ミディの創業者、大藏博(2020年に逝去)とともにベトナム・ハノイに通い始めた頃のことや、Quyechとの印象的なエピソードについて書いています。

紹介楽曲のうち、ベトナムのセレクションを関が担当し、各楽曲への理解が深まるレビューを提供しています。是非、Spotifyのオフィシャルプレイリストを聴きながら読み進めてみてください!

https://open.spotify.com/embed/playlist/37i9dQZF1DWUYqOHKAREHh?utm_source=oembed

監修:
菅原慎一+パンス

インタヴュー&コラム:
山麓園太郎、柴崎祐二、田中絵里菜(Erinam)、寺尾ブッタ、長谷川陽平、VIDEOTAPEMUSIC、YUKIKA

レヴュー執筆:
石黒ユウイチ、Itch、内畑美里、金悠進、研究員B、菅原慎一、関俊行、辻村マリナ、寺尾ブッタ、永岡裕介、服部航平、パンス、HIRO a.k.a. Travel Digger、村田健人、山田勇真、yuki

<目次>
はじめに 都市文化(ポップカルチャー)の発展とともに、ポップミュージックを聴くことで見えてくるもの
70s 「都会派」サウンドの誕生 ― ファンク、ディスコ、クロスオーバー
80s アジア・ポップの進化 ― ブギーからライトメロウまで
90s ヒップホップ、R&B 以降の「洗練」へ
00s グローバル化する都市音楽
10s K-POP以降のシーンとインディーポップ
Column
アジアの映画から過去の音楽が流れる VIDEOTAPEMUSIC
タイのシティポップの歴史と現在 山麓園太郎
シティポップの風とそこから派生するデザイン 田中絵里菜(Erinam)
シティポップという言葉は、いい意味で特別じゃなくなった 長谷川陽平インタヴュー
中国産CITY POPアルバム誕生秘話 寺尾ブッタ
韓国と日本を行き来する「シティポップ」 YUKIKAインタヴュー
「インディー」に焦点を当てた台湾の音楽賞Golden Indie Music Awards 関俊行
ミディがベトナムの音楽をリリースするようになったわけ 関俊行
「アジア都市音楽」とは何か? 柴崎祐二 × 菅原慎一 × パンス

デザイン: 森田一洋

菅原慎一 (すがわら・しんいち):
千葉県出身。音楽家。「SAMOEDO」名義での作品制作をはじめ、小楽団「菅原慎一BAND」の主宰、映画・CM音楽制作、プロデュースワーク、執筆など多岐にわたる活動を展開中。

パンス:
ライター、DJ、年表好き。テキストユニット「TVOD」で活動。1968~2020年の社会/文化史をまとめた『年表・サブカルチャーと社会の50年 1968-2020〈完全版〉』が百万年書房より発売中。韓国を中心に、東アジアの近現代史とポップカルチャーを調べている。