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1986年にリリースされた、FLAT FACEの唯一のアルバム。後に「早すぎた渋谷系」と称賛され、時代を経るごとに様々な世代から支持を得てきたこのアルバムが遂に最新リマスタリングでヴァイナル・リイシュー。 日本ロック黎明期の伝説のバンド、葡萄畑のドラマーであった武末充敏氏によるポップ・ユニット、FLAT FACE(フラットフェイス)唯一のアルバム。’80年代のエル・レーベルやクレプスキュール、コンパクト・オーガニゼイションなどにも通じる、丹念に作りこまれた打ち込みを中心にアコースティックな質感もブレンドされた、洗練されたヨーロピアン・サウンド。ネオ・アコやフレンチ・ポップなど後の渋谷系サウンドを予見させるような「シェリーに口づけ」のカヴァーや、ヴァ―ナ・リンドの「アテンション・ストックホルム」を想起する「ガス燈の下で」、また渋谷系以降の音響系やエレクトニカにも通じる雰囲気さえ漂わせる「池を越えて」や「私もヒゲが欲しい」等々、早すぎたフューチャー・ポップを詰め込んだ奇跡の1枚。1曲目の「HONEYMOON IN PARIS」は九州KBCの人気番組「るり色の砂時計」で2009年までオープニングとしてオンエアされていました。 リマスタリング・エンジニアは原真人。小柳帝による書き下ろしライナー・ノーツを収録。 (オリジナルリリース1986年)

はっぴいえんどの『風街ろまん』への参加をはじめ、はちみつぱいや大瀧詠一、松任谷由実、矢野顕子など数多くのミュージシャンのレコーディングやライブに参加してきたペダル・スティールギター奏者の駒沢裕城。同氏がミディよりリリースした3作品が5月18日(木)、デジタルにて配信開始となりました。

音楽家の岡田拓郎氏は、​ギター・マガジンでの連載『岡田拓郎の“Radical Guitarist”』で、駒沢氏について「カントリー/ハワイアンではない形でのペダル・スティールのオルタナティブ・スタイルを開拓した第一人者」と評しています。

そんな駒沢氏の音楽、この機会に是非、聴いてみてください!

配信中の作品は以下となります。

『ガーデン・スケッチ』(2000年)

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紹介文
駒沢の奏でる音色は既成のペダルスチール・ギターのイメージを全く変えてしまった。カントリーでもなくハワイアンでもなく、日本のフォークとロックの創世記からそのフィールドで唯一無二のポジションを確立してきたペダルスチール奏者、コマコこと駒沢裕城の初フル・アルバム、セルフプロデュース作品。M-9「島の唄」(カタルーニャ民謡)のほかは全曲自作によるもの。

各配信プラットフォームへのリンクはこちらをクリック

『静かな時』(2003年)

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紹介文
誰もが知るイングランド民謡「埴生の宿」(Home! Sweet Home!)やバッハの「G線上のアリア」も取り上げているが、それらの前後に肩を並べるオリジナル曲もカヴァー曲が埋もれてしまうほど耳馴染みの良い曲ばかりなのは言うまでもない。前作と同様、今作もジャケットの見事なペインティングは本人によるものである。

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『私のモーツァルト』(2007年)

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紹介文
「ここに収録されている曲はクラシックではなく、今、生まれたばかりのできたてほやほやのポップスとして聴いてほしい。」
駒沢裕城

モーツァルトの歌曲やオペラなどからセレクトした曲を、ペダル・スチールGのほかアコギやマンドリン、シンセなどすべての楽器を演奏したアルバム。

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CINRAで連載されている『追悼・坂本龍一:わたしたちが聴いた音楽とその時代』にミディから、『戦場のメリークリスマス』(1983年)、『音楽図鑑』(1984年)、そして共同プロデュースした矢野顕子のアルバム『ごはんができたよ』(1980年)が紹介されました。

以下は本連載の紹介文からの抜粋となります。

2023年4月2日、坂本龍一がこの世を去ったことを知ってから、言葉にならない喪失感を抱え続けている。ただ呆然とするほかないなか「Ars longa, vita brevis. 芸術は長く、人生は短し」という本人が好んだ一節に触れ、残された自分にできることがあるかもしれないと思った。氏が長きにわたり発表してきた膨大な音楽作品を振り返り、書き残すことで、またわたしたちは新たに音楽家・坂本龍一に出会いなおすことができるかもしれない。そんなことを考えた。

CINRA「追悼・坂本龍一:わたしたちが聴いた音楽とその時代

https://www.cinra.net/series/rip_ryuichisakamoto

『戦場のメリークリスマス』(1983年)

本作の記事を担当したのは、音楽や映画を中心に執筆を行っている村尾泰郎氏。坂本氏が作曲家として幅広く認知され、映画音楽の世界に入るきっかけになった『戦場のメリークリスマス』の魅力に迫ります。

松尾氏が中学生だった頃に映画館ではじめて同曲を聞いた時の印象や、その制作プロセス、坂本氏のインタビューでの発言など、さまざまな体験・逸話に触れられており、同作を聴く上でのリッチなコンテキストを提供しています。

https://www.cinra.net/article/202304-sakamotoryuichi3_ymmtscl

『音楽図鑑』(1984年)

YMO散開後、初のソロアルバム『音楽図鑑』。ライター/編集者の美馬亜貴子氏がその魅力に迫ります。

美馬氏は、『戦場のメリークリスマス』や、グラミー賞を受賞した映画『ラストエンペラー』のテーマソングなどの有名曲だけで、坂本氏の人生や音楽の本質を総括することはできないと指摘。また、坂本氏の音楽が世界の動きやトレンドを学ぶきっかけとなったとも述べられています。

本作を「ただ天衣無縫に音と戯れる彼の姿が刻み込まれている」と評し、遺作となった『12』との類似点についても触れるなど、坂本氏と本作について、新鮮な視点をもたらす論考となっています。

https://www.cinra.net/article/202305-sakamotoryuichi4_ymmtscl

『ごはんができたよ』(1980年)

本記事では「編曲家/演奏家としての坂本龍一」に着目し、15の名曲&名演に加え、矢野顕子『ごはんができたよ』(1980年)が取り上げられています。執筆は音楽評論家の松山晋也氏。

ジャンルを跨いで、数多くのミュージシャンたちのレコーディングやライブに編曲家/演奏家として関わった坂本氏の仕事を、その関連作品とともに振り返ります。『ごはんができたよ』について「矢野にとっても坂本にとっても最高傑作のひとつであるばかりでなく、日本音楽史に刻まれた一大金字塔」と評されています。

https://www.cinra.net/article/202305-sakamotoryuichi5_ymmtscl

5月5日(金)発売の美術情報誌『ONBEAT vol.18』では、坂本龍一が生前最期に語ったロングインタビューとともに、その半世紀近くにわたるキャリアが振り返られます。また、坂本氏もプロジェクトメンバーとして参加したダムタイプの創作の歴史について、結成以来の中心メンバーである高谷史郎が、長谷川祐子を聞き手に語ります。(オフィシャルプレスリリースはこちら

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亡くなる直前、デビュー作『千のナイフ』から最新オリジナルアルバム『12』まで、各アルバムの創作秘話を語り尽くしたロングインタビューが、22ページにわたり掲載。弊社からは『音楽図鑑』『エスペラント』『未来派野郎』の3作品が取り上げられます。

『音楽図鑑』と『エスペラント』は各配信プラットフォームにて視聴可能!是非この機会に聴いてください。

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その他盛りだくさんのアート&カルチャー情報を、スタイリッシュなデザインと和英併記の文章で紹介する『ONBEAT vol.18』は、5月5日(金)発売!
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■目次
<インタビュー>
・DUMB TYPE
・坂本龍一
・大巻伸嗣
・「跳躍するつくり手たち」展(川上典李⼦)
・「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」(ルシール・レイボーズ、仲西祐介)
・「Tokyo Gendai」(高根枝里×大林剛郎)
・「Study:大阪関西国際芸術祭」
・二次元派(沓名美和×中山淳雄)
・植島幹九郎×徳永雄太
・RICOH ART GALLERY×梅沢和木
・yutaokuda
・タカハシマホ
・Rooo Lou
<連載>
・落合陽一の視線 第八回 IBMブッダ×デジタルネイチャー・ブッダ
・高橋龍太郎のニッポン現代アートの価値 第八回 華雪
・鈴木芳雄の「知新温故」 第三回 芸術家と猫
・武邑光裕の「すばらしい新世界」へようこそ 第三回 世界情勢を反映する超富裕層の動向
・林信行「22世紀に残すべき価値」第二回 アートの潮流を変えるAI時代の到来
・赤塚佳仁 映画界の美術監督たち 第四回 杉本亮
・Visiting Art Collectors 第四回 道下将太郎
<その他>
・ONBEAT PICKS 新井文月 インタビュー
・限定販売企画 ONBEATが推薦する注目若手作家たち
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■『ONBEAT vol.18』
特設サイト:https://onbeat.co.jp/backnumber/onbeat-vol-18/
発売日:2023年5月5日(金)
定価:2,500円+税
発行元:株式会社音美衣杜
なお、電子版もAmazonおよびKindleストアにてご購入できます。
https://onbeat.co.jp/

かつて彗星の如く現れ、音楽業界の重鎮たちをも唸らせた、銀河鉄道というバンドがあったことをご存知でしょうか。それまで主流だった四畳半フォークとは全く異なる次元の音楽性と、恐ろしいほどの才能を持ち合わせたその4人の高校生は、「全国アマチュアフォークコンテスト」で優勝し、1975年にフィリップスレコードよりデビュー。音楽制作のイロハを彼らに教え、育てたのは、何を隠そう当時フィリップスレコードの担当ディレクターで、後にこのMIDI INC.を設立する大蔵博氏です。

 1stアルバム『銀河鉄道』をリリースした年、彼らの閃きは尽きず、2ndアルバム『ミルキーウェイ』までをも制作。しかし、’76年、銀河鉄道は突然解散してしまいます。大きな理由や仲違いがあったわけではありません。しいて言えば、時代の先を行き過ぎていた、そして、時代を待つには若すぎた、ということでしょうか。メンバーは別々の道を歩むようになり、結局『ミルキーウェイ』は、カバーアートまで完成していたにも関わらず、その後四半世紀のお蔵入りという運命を辿ります。と、ともに、銀河鉄道という鮮烈な打ち上げ花火の記憶は跡形もなく消え、一部の高感度音楽ファンの間でのみ「伝説の」という冠つきで語り継がれてきました。

 1st『銀河鉄道』が復刻されたのは2002年のこと。同年、あの幻の『ミルキーウェイ』が、MIDI INC.から初めて世に送り出されました。そこに至ったのは、解散後も何かにつけてメンバーの相談役となっていた大蔵氏の思いも大きかったはず。佐藤博氏プロデュースのこの『ミルキーウェイ』は、50年経とうかという今でも、楽曲、歌詞、サウンドともに非常にソフィスティケイトされた印象を放っており、20歳そこそ若者たちの底知れなさにあらためて驚くばかりです。ニュー・オーリンズ香る「ショートケイク」や、シティポップの先駆けといってもいい「夜の魔法」、ブルージィな「素敵な日々」など、ぜひ耳を傾けてみてください。

 さて、本題にいきましょう。2023年1月、銀河鉄道の中心メンバーであったヨシオ・J・マキ(牧良夫)が、ソロとして久しぶりのフルアルバム『the first and the last』を発表しました。3月22日、そこから特別に編集されたアナログ盤が、MIDI INC.から発売されます。といっても、幻の銀河鉄道のメンバーですから、マキのプロフィールが謎だらけなのも当然。ぜひ、彼のリアルを感じていただきたく、ここから少し解散後の足取りを紹介します。

 マキはバンド解散の翌年、大蔵氏に誘われて、弱冠20歳でLAに渡ります。バイトで糊口を凌ぎながらも音楽への思いは萎むことはなく、マキはLAでの生活基盤を築くと同時に音楽学校にも通い、様々な出会いを通じて活動の幅をジワジワと広げていきました。80年代後半には裏方に回ることを決め、あの「全国アマチュアフォークコンテスト」の審査員のひとりで、はっぴぃえんどのディレクターとしても知られていた三浦光紀氏の下、アメリカ、イギリス、日本のレコード会社のプロデューサーとして、ジャズやフュージョン系をはじめとした数多くのCD/DVDを手がけました。

 奮闘実って1992年には、米国カリフォルニア法人の映像、音楽制作会社を設立。そこからマキは、あらためて自分自身から湧き上がる音楽への思いを見つめ、ソロ作品に向かうようになります。’93 年には大蔵氏との共同プロデュースでフルアルバム『OVER THE STREAMS』をリリース。続くミニアルバム『Angel’s Song』、『ノクターン』も、MIDI INC.から発売されています。

https://note.com/embed/notes/n52147105c43e

そこから30年近い歳月が流れました。もちろん、その間マキはけっして止まっていたわけではありません。会社として映像、音楽制作に勤しみながら、日本語でゴスペルを歌うクワイヤ・NCM2 CHOIRの活動を率い、2005年には銀河鉄道のメンバー・本田修二とデュオユニットGINTE2をスタートさせ、さらに、ハリウッドで俳優としてのキャリアも開拓。大きな話題作への出演も果たしています。もどかしいことだけれど、何事も一朝一夕にはいかないのが世の常。その全てを付かず離れずずっと見守ってくれていた大蔵氏が、2020年5月31日、天に召されました。

 マキは、生前交わした言葉を胸に、自らの音楽と正面切って向き合い、生涯のメンターである大蔵氏に捧げるアルバムを完成させます。それが『the first and the last』なのです。針を落とせばスーッと耳にしみてくる、新しいような懐かしいようなシンプルな音。もともとギター弾きの歌うたいであったマキの根源が、滋味深い味となって刻まれています。そして、そこには、途切れずずっと続いていたマキと音楽との物語が息づいています。MIDI INC.から発売となるアナログ盤のライナーノーツでは、そのあたりをたっぷりと書かせていただきました。

 実はマキさん(いつもの呼び方で)とは、佐藤博さんが繋いでくださった長いご縁があって、前出の『Angel’s Song』に続き、この『the first and the last』でも、作詞・真沙木唯として参加しています。あらためてインタビューも行い、ライナーにはたくさんの興味深いエピソードを盛り込みました(本人の言葉による楽曲解説もあり)。ヨシオ・J・マキが「最初で最後」という気概でこしらえた素晴らしい音楽と一緒に、ぜひ、ご覧ください。マキの人生と重ねてご自身の時間旅行もお楽しみいただけたら幸いです。

文/藤井美保(真沙木唯)

伝説の高校生バンドのメンバーであり、現在はGINTE2のメンバーとして活動中の本田修二がソロ・ファーストアルバムをリリース。 あまり馴染みのないFandangoという言葉の語源は、スペインの影響を受けた3拍子の早く賑やかな踊りと音から発し、60年代ごろのアメリカの若者、特に男の子が“夢見る頃”に終止符を打ち大人の仲間入りをする前に国境をこえメキシコあたりで乱痴気騒ぎを仲間でする・・・と言う話からあてはめたもの。 多くの若者が経験する夢と現実とのギャップに対しての焦り不安。それは人生にとってまぎれもなく大切な時間であり、今作の全ての楽曲にそうしたFandangoを表現しています。

各配信プラットフォームのリンクはこちら☟

https://lnk.to/6h65dJRD

3月1日(水)、ギタリスト松江潤の楽曲『ナイトクルーズ気分』が、アナログ7インチでリイシューされました。一昨年、アナログ7インチでリリースされた『アレンジメントヘアスタイル/孤独の惑星』が海外でも話題となった松江潤による、最新型シティ・ポップ・チューン!カップリングにジャズスタンダード『cherokee』のカバーも収録されています。

A面の『ナイトクルーズ気分』がゴンドウトモヒコ、ヤマカミヒトミ、北山ゆう子、千ヶ崎学、そして田尻有太という、強力な布陣で制作されたのに対して、B面の『cherokee』は松江潤が全てを一人で制作。そのコントラストも魅力です。

https://www.youtube.com/embed/hizdVODtL_4?rel=0

以下は松江潤と音楽ライターの除川哲朗による各楽曲へのコメントとなります。

『cherokee』に寄せて
ベットルームミュージックでテクノも好きなギタリストが自分で聴きたいものを作った作品です。ずっとこういう音楽探しているのですが見つからなくて(誰か知ってたら教えてほしい)
ーーー松江潤

『ナイトクルーズ気分』に寄せて
こういう少年の瞳をした大人の音楽が実はいちばんコワい(= 濃い、面白い)のです★
初っ端、軽やかなスルー・パスみたいな転調から魅せてくれる周到な攻めと無邪気なテンポ。
そこから不敵な蒼さを湛えた歌メロとヴォーカルが走り出して、開けた星空を突き抜けていく。
颯風の如きギター・カッティング、ソロ&オブリガートを鋭く繰り出しながら—-。
つまりこれが最高のシティ・ポップ!?…だけじゃないスーパー・メロウ・ソニック・ロックでこれからの季節を鮮やかに彩ってくれるキラキラ夜航チューン★松江スペシャルなのです。
バンド・セクションとのフィジカルな呼応もバッチリ。リズム隊の北山ゆう子&千ヶ崎学はハネてハジけて先達の名演=ポンタ&細野のラヴ・スペースな気分で躍らせるし、ヤマカミヒトミ&ゴンドウトモヒコによる柑橘系ブラスはまさにカリフォルニア・シャワー。それを田尻有太のローズ&アープ・ストリングスがクールに潤すというアンサンブル。甘酸っぱくも後味はピリッシャキッ。
カーネーション直枝政広プロデュースで登場以降、SPOOZYS、全米デビュー&CMJブレイク、ピチカート・ファイヴ、YUKI、堀込泰行etc.多種多様なギタリスト行脚と、駆け抜けた80s,90s,00sを完ペキ昇華しながら始めている20sへのあくなき挑戦・美しき挑発のこれが最新弾。ならば是非も無し!誘いに乗ってクルージング体感するしかないでしょう。
ーーー除川哲朗

4人のサード・カルチャー・キッズたちが東京で出会い結成したバンド、Farida’s Caféのアルバムと関連作品が一挙配信解禁となりました!

作品は以下となります。

Farida’s Cafe『hear nothing』(2001)

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4人のサード・カルチャー・キッズたちが東京で出会い結成したバンドのデビュー・アルバム。メンバーそれぞれの異なる音楽的かつ文化的バック・グラウンドを武器としてfarida’s cafeの強烈な個性は形成されている。
’70年代のブルース・ロックを彷彿とさせる、ファリダス・カフェは21世紀のサイケ創生の匂いがする。

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Farida’s Cafe『mile a minute』(2002)

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前年のデビュー作後早くもリリースされたセカンド・アルバム。アグレッシヴな印象が特に強かった前作から一年経たずに発表された今作は、いろいろな意味で飛躍を遂げた作品である。 デビュー作と比べほとんどの曲が日本語詞で書かれており、Reiのヴォーカルは日本語で歌うことによってより表現豊かになっており、メッセージを伝えることへの意志が感じられる。

スキマスイッチの常田真太郎やアコーディオン・プレイヤーの田ノ岡三郎らをゲストに迎え、サウンド的にも大きく幅を拡げた完成度の高い一枚となった。

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Farida’s Cafe『GOLD』(2003)

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全12曲の3rdアルバムは初カヴァーにもトライ、3代目のベーシストにとしてmasaが加入しfarida’s cafeのサウンドが確立されたといっても過言ではない作品。 最後にシークレット・トラック(カヴァー曲)あり!
「一つ一つの響き、空気感にこだわった音、その上を漂うようなメロディーに、音楽に対するリスペクトが見える。何故か、行ったこともない、見たこともない異国の風景が浮かぶ。彼等の世界観はスバラシイと思う。”このバンドは良い”と人に自慢できる数少ないバンドの一つです。」(ACIDMAN)

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Farida’s Cafe『Abuzeek』(2005)

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前作『GOLD』以降、以前にも増しライヴ・アクトを積極的に行ってきたファリダス・カフェの、2年ぶりの4枚目の作品。今回アコースティックでシンプルなイメージを前面に出してはいるが、アグレッシヴなイメージに加えてその一面も熟成感を感じる。 また、メンバーが「これ、あり?」と驚くほどのポップなラストの曲なども、曲調以上の何かが’60年代のアメリカに誘ってくれるから不思議だ。

「ロックなのかポップなのか。繊細なのか骨太なのか、王道なのかアングラなのか、全てが”シンプル”という糸でバランスを取り合ってるすごい音源です。」(常田真太郎/スキマスイッチ)

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Farida’s Cafe『Super Samir remixes Abuzeek』(2006)

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ギターの酒井アンドレが’Super Samir’名義でアルバム『Abuzeek』をリミックスした話題作。バンド結成前にUCサンタクルーズ校で電子音楽、音楽工学、サウンドデザインなどを学んだ経験を持つ彼だが、今回バンドの前作品を全く異なる味付けをしリメイクしたことで、新たな料理ができあがった。

残念ながらグループはこの後活動休止に入り、酒井アンドレ(Super Samir)はユニット「RODRIGUEZ」を岡本英之と結成し、’09年に同レーベルよりアルバム(CXCA-1250)を発表している。

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RODRIGUEZ『RODRIGUEZ』(2009)

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オルタネイティヴ・バンド「Farida’s Cafe」活動休止後に同バンドのギター酒井アンドレが”スーパーサミュール”名義で岡本英之と立ち上げた新しいユニット、ロドリゲスのファースト・アルバム。このRODRIGUEZでは、ユニット・フォークやカントリーなどルーツ音楽をベースとしつつも、随所にアナログ・シンセを意識したフレーズやエレクトロニカ的なアプローチも見え隠れするところなど、酒井アンドレのプロデューサー/アレンジャーの才能が遺憾なく発揮されたアルバムである。

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70年代に鮮烈なレビューを飾り、「第二のはっぴいえんど」といわれたフォークロックバンド「銀河鉄道」。そのリーダーであるヨシオ・J・マキのソロアルバムを含む関連作が、1月18日(水)に一挙、配信開始されました!

配信された作品は以下となります。

銀河鉄道『ミルキーウェイ』(1975年)

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75年に制作しながら御蔵入りになっていた幻のセカンドの発掘盤。フォーク・ロック/カントリーを基調にした清潔感あるサウンドと、都会の片隅に流れる叙情を滲ませた歌詞が、懐かしさ伴う爽やかな空気を運んでくる。

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ヨシオ・J・マキ『Angel’s Song』(1993年)

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“喫茶ロック”の代名詞、「銀河鉄道」の活動後にリーダーだったヨシオ J マキが発表した一枚目のソロ作品。

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ヨシオ・J・マキ『OVER THE STREAMS』(1994年)

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LAとNYCのトップ・セッション・ミュージシャンが多数参加したヨシオ・J・マキ(ex銀河鉄道)の1stアルバム”Over the Streams”(1994)。ハーフインチ(1/2インチ)アナログテープからのリマスタリング音源を配信リリース。

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ヨシオ・J・マキ『NOCTURNE』(1995年)

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95年にリリースされた通算3枚目のソロ・アルバム。久米小百合の名で久保田早紀が歌詞を提供。 参加ミュージシャン:ピーター・アースキン、ディーン・パークス、デイヴ・カーペンターほか。

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GINTE2『いつの日か』(2006年)

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70年代の奇跡の高校生フォークロック・バンド『銀河鉄道』が、GINTE2として30年ぶりに復活!銀河鉄道時代の「想い出してごらん」のセルフカバーなどを含むセカンドアルバム登場。

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GINTE2『遥かな風 ~アカシアの木の下で』(2008年)

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70年代の奇跡の高校生フォークロック・バンド『銀河鉄道』が、GINTE2として30年ぶりに復活!銀河鉄道時代の「想い出してごらん」のセルフカバーなどを含むセカンドアルバム登場。

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『ちいさき者がゆえに・・・ 微笑みを』(2010年)

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伝説の高校生フォーク・ロック・バンド「銀河鉄道」のメンバー、ダバシューとヨシオ・J・マキのデュオユニット「GINTE2」の、インディーズからのミニアルバムを挟んだ4年ぶりとなるフルアルバム。 銀河鉄道のフォーキーで郷愁感のある雰囲気などは継承しつつ、ゴスペルミュージックに裏打ちされた深い愛に溢れた楽曲郡は同世代の大人たちにも向けられており、それらが熟練のミュージシヤンたちによるバンドサウンドでより洗紳されたサウンドになっています。 元銀河鉄道の作訓担当だった林裕之氏とヨシオ・J・マキの久しぶりのコラボ楽曲「小さな家」、細野晴臣の名曲「東京ラッシュ」のカバー、アメリカのトラディショナルソング「will the circle be unbroken」の新しい日本語詞カバー一々ど全12曲、今作も30年以上の時をを経て紡ぎ出された普遍的な世界ができる1枚です。

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ヨシオ・J・マキ『the first and the last』

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1970年代の伝説の高校生フォークロックバンド「銀河鉄道」のリード・ヴォーカル、ヨシオ・J・マキ(牧良夫)の29年ぶりのソロアルバム “the first and the last”。銀河鉄道解散後1970年代後半、カリフォルニア州に移住、アメリカ人に帰化。以来、ロサンゼルスを中心に音楽・映像プロデューサー、アーティスト、ハリウッド俳優として、現在も日欧米で精力的に活動中です。1993年にミディからリリースされた、1stソロアルバム「Over the Streams」同様、本アルバムも、ある人には懐かしく、またある人には新鮮なAORアルバムに仕上がっています。

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2022 年にデビュー 15 周年を迎えたシンガーソングライター寺尾紗穂の初期作品を網羅するアナログレコード 6 枚を収めたボックスセット。

ミディからリリースされた「御身」「風はびゅうびゅう」「愛の秘密」「残照」「青い夜のさよなら」の 5 枚に加え、ミュージックセキュリティーズからリリースされた 1st ミニアルバム「愛し、日々」も収録。

6 作品とも全て LP 盤としては初のリリース!

60 ページに及ぶ関係者による証言集と証言の中で触れられている中高時代の作品を含む貴重な音源をWEB で聴くことができるパスワード付。

詳細
*全 6 枚組アナログレコードボックスセット
(収録アルバム:「愛し、日々」「御身」「風はびゅうびゅう」「愛の秘密」「残照「青い夜のさよなら」)
*証言集(60 ページ)ブックレット付き
*未発表音源限定公開 URL・パスワード封入
*完全生産限定品

発売日:2022 年 11 月 2 日(水)
価格:25,000 円(税抜)
品番:MDJL-1012 
発売元:株式会社ミディ
販売元:ユニバーサルミュージック合同会社

沢山の仲間と応援してくれる人たちとの出会いに支えられての15年間であったのだと感じています。
私の歌を必要としてくれるすべての方に感謝しながら、お婆さんになっても歌っていきたいと思います。

寺尾紗穂