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徳永英彰

TOKUNAGA HIDEAKI

大阪生まれの徳永英彰は1985年、19歳の時にNew Yorkへ渡米。まず彼はNew York University (NYU)へ通い、サックス奏者のJoe Lavanoの元でJazzを学んだ。そして夜はマイケル・ブレッカーが所有するクラブ、セブンス・アヴェニュ-・サウスでバスボーイとして働き出す。このクラブのメインのセットは偉大なべ-シスト故ジャコ・パストリアスが出演しており、徳永はこのクラブでメインのセット後にオープンするアフターアワーのセットでソロギターを弾くという仕事を与えられる。このアフターアワーのセットでは、メインのセットの出演を終えたジャコがいつもピアノで友情出演をし、徳永に常に勇気と素晴らしいアドバイスを与えていた。

セブンス・アヴェニュ-・サウスがつぶれた後、徳永はMusic Under New York (MUNY)という地下鉄構内での演奏活動を支援する非営利団体からの支援をうけ、サブウェイ・ミュージシャンとして演奏をしはじめる。Evelyn Blakey Band と Ninth Street Stompersという2つのバンドで通勤ラッシュ時に演奏をし、夜はレストランでの演奏も始め、彼はギター初心者ながらNYの地で音楽活動のみで生計を立て始める。1990年に2年間同棲していたアメリカ人女性と結婚、その結婚の条件は結婚後彼女の両親の住むLAの移動であった。

1990年にロスアンジェルスに移住した彼はチャ-リ-・ミンガス奨学金をうけ、カルフォルニア・インスティチュート・オブ・ディ・アート(カルアーツ)という大学に特待生として入学、ここではLarry Koonse, James Newton, Tootie Heath, Charlie Haden, David Roitstein, Joe LaBarberaなどの恵まれた教授人に囲まれ、1998年に修士号を得て大学院ジャズ科を卒業。

7年間に渡る大学ー大学院の学生生活の中で彼は第18回ダウンビート誌主催のコンテストで、最優秀ソロイスト賞(全米・カナダの大学生部門)を得る。この受賞を機に、Moo/MIDI Recordsと契約。そしてデビュー作"The Wind Told Me" は1997年に発表され、2作目 "Midnight Rainbow"は1998年に発表される。この2作目の"Midnight Rainbow"はグレッグ・カースティン(B-3 Organ)、そしてドラマー界の殿堂、故ビリー・ヒギンズで組まれたトリオの力作である。2001年にはアメリカ政府とジョン・F・ケネディ-センター・フォー・パフォーミング・ア-ツから2002年度のジャズ・アンバセドア-(ジャズ大使)にもノミネートされる。

カルアーツのコミュニティー・ア-ツ・パートナーシップを通して徳永はジャズギターを10年間 ロスアンジェルスの、Cultural Center for the Arts and Educationという学校で教えていた。この学校は別名"Plaza de la Raza"と呼ばれており、2002年の6月、彼は日本の帰国の為この学校を去る。ここで教えた10年という歳月を振り返り、同じ2002年の6月この学校のミュージックホールで徳永はコンサートを行う。ここでのライブ演奏を収録/録音し、2003年に"Adios Plaza"というDVD作品、2007年 “Live at Plaza de la Raza” Audio CD作品として発表された。

2003年から神戸と名古屋にあった、甲陽音楽学院の講師として迎えられることになり、日本に帰国。関西中心でのライブの演奏活動に加え、大阪にある、ギザ・ステューディオというビーイング系のレコード会社にてジャズ系のレーベルを立ち上げるべく、ディレクターとして制作活動も行っていた。

album

Midnight Rainbow

MDCJ-1006 ¥2,800 (税抜価格)+税 /[CD] /1998.7.1

THE WIND TOLD ME

MDCJ-1004 ¥2,718 (税抜価格)+税 /[CD] /1996.9.26

music video

Jaco Pastorius – The Untold Story