
笑う門には
ベルウッド
CXCA-1030 ¥2,667 (税抜価格)+税 /[CD] /1997.12.15
ここではあえてその人たちの名前は挙げないが、このアルバムを聴くみなさんはこの二人 の音楽から香ってくる空気の中に過去のすばらしい音楽の断片を映像的にかいま見るに違 いない。それは誰かの真似をしているとか、引用しているといった次元のものではなく たとえば、“Saudosissimo”を歌っているときの力エタノ・ヴェロ-ゾにジョアン・ジ ルベルトの姿が重なって見える感じとでも言おうか。 このアルバムに収められている多くの曲は日本語で歌われているが、過去のボサ・ノヴァ の名曲の数々のように、音楽的に響いていながら、詩としても読めるものだ。 JazzやClassicがバックグラウンドにあっても不必要に曲を長くしないところ、音数の少ないSimpleな演奏でより声の憂いを際立たせて、大きな余韻で聞き手を包みこむ感じ、 いい意味で大雑把なところなどボサ・ノヴァと共通するところがとても感じられるの だ。このアルバムはリハーサルに3日、録音に3日だけで仕上がったそうで、収録されている“Saudosissimo”と“Aquarela do Brasil”はPartyから帰ってきて、気持ちが高揚している時に録ったTake1だという。
- 01. 笑う門には
- 02. 半分と百倍
- 03. 遠く昔へ
- 04. Saudos?ssimo(なつかしすぎるもの)
- 05. 赤い空
- 06. 夢みる瞳
- 07. O Trenzinho corre
- 08. チャオ
- 09. Marcha(マルシャ)
- 10. ブラジルの水彩画
- 11. 地球楽園
- 12. あの道この道
Disc 1